我が家の家計簿の内訳
100歳までのキャッシュフローを作るために、まずはベースとなる年間の家計簿・月毎の家計簿を作成します。ここでは我が家がつけている家計簿の内訳を紹介します。
家計簿をつける方法として、
- 手書き
- エクセル
- 家計簿アプリ(マネーフォワード等)
があると思います。当サイトでは、100歳までのキャッシュフローを作るためのベースとして考えているので、エクセルで家計簿を自作する方法を紹介します。
家計簿の作り方については、あきの家計簿というサイトを参考にさせて頂いています。家計簿の項目の分け方などが分かりやすく、自分でコントロールできる支出・どうしてもかかってしまう支出を把握しやすいです。意味のある家計簿にできるんです。
家計簿の項目
まず家計簿の項目ですが、収入・支出・資産の三項目に分けます。その中でも支出の詳細について紹介していきます。
支出は固定費(年間でかかるある程度きまった支出)と変動費(食費等の生活費等)に分けています。
固定費
固定費の項目は、①毎月簡単にやめられない支出、②期間限定の支出、③やめようと思えばやめられる支出、④特別費の4つに分けています。
①毎月簡単にやめられない支出
- 住居費(家賃や住宅ローン)
- 光熱費(電気代、水道代、ガス代、灯油代)
- 通信費(ネット回線、スマホ代)
- 保険料(生命保険等)
- 奨学金
光熱費や通信費は毎月料金が変動する項目ですが、一度見直すとそれ以上の改善の余地が少ない項目でもあるため固定費としています。スマホを大手キャリア→格安SIMに変更するなど、見直すと年間の支出削減効果は大きいです。
②期間限定の支出
- 保育所
- 幼稚園
- 小学校
- 中学校
- 高校
- 大学
- 学費積立
と各ステージで分けるようにしています。ちなみに、我が家は子供が二人いるため家計簿の区切りは年度で分けています。以前は1月~12月で分けていたのですが、上の子にかかる年間の教育費を下の子の時に参考にしたいため、年度で分ける方法に変更しました。ここには施設費やバス代、給食費など定期的にかかる費用を計上しています。
③やめようと思えばやめられる支出
- 住宅ローン繰上返済
- 各種積立費
- 小遣い
我が家は変動金利で住宅ローンを組んでいるため、住宅ローンの繰上返済の項目を作っています。将来、大きく金利が上昇した場合に対応するためです。住宅ローン減税が終了した時に積み立てたお金をどう使うか決める予定です。各種積立費には、住宅や家電等の修繕積立費、スマホやパソコン等のガジェット積立費、旅行積立費、固定資産税や自動車税等の税金積立費、車検や自動車保険の積立費の5つを設定しています。積立の種類が多いですが、一度にそこそこ大きな金額がかかり想定外の支出になりやすい項目です。以前は積立をしていませんでしたが、急に大きなお金が飛んでいくのがストレスだったので積立方式に変更しました。貯金とも区別できるようになるので、純粋な貯金額が把握できておすすめです。ちなみに②の項目に学費積立をいれていますが、学費積立については通常の積立よりも重要度が高いため③にはいれていません。
④特別費
- 自動車関連費
- ふるさと納税
自動車関連費には車検費用、自動車税、自動車保険料、自動車ローンが含まれています。自動車関連費は基本的に③で積み立てていますので、実際には差額費用が発生した場合に記載する形としています。自動車のパーツやオイル交換費用、タイヤ代等は固定費ではなく変動費にいれています。
変動費
変動費の項目は食費、日用品費、ガソリン費、教育費、習い事費、娯楽費、特別費の7つに分けています。我が家は自分だけでなく妻も家計簿の入力作業を行うため、各項目の詳細をできるだけ曖昧にならないように気を付けています。各項目ごとに予算を設定しています。
①食費
食費は、基本的に普段食卓に並ぶ品物にかかる経費のみとしています。子供のお菓子は今のところ少額なので食費にいれています。大人用のお菓子は小遣いから出すようにしています。我が家は二人ともお菓子が好きなため、買いすぎ防止対策です。外食は食費には含めず、娯楽費としています。外食は一度に数千円かかるので、食費にいれてしまうと毎月の食費のバラつきが大きくなってしまうためです。また、後に支出を削減しなければならなくなった時に検討しやすくなります。休日にコンビニやパン屋で昼食を買った場合も娯楽費として計上しています。数百円~千円程度の支出なので以前は食費としていましたが、厳密には消費というより浪費になるので区別することにしました。
②日用品
日用品は、日常的に必ず使用する生活必需品をいれています。例えば、洗剤やシャンプー、石鹸、生理用品、オムツ、ゴミ袋などです。ティッシュ・トイレットペーパーは全てふるさと納税の返礼品で対応しています。フライパンや皿などのキッチン用品はたまにしか購入しないので娯楽費としています。化粧品関係は、我が家の場合はそれほど高額なものは使っていないので日用品にいれています。子供用品については、以前は子供関連の費用を一項目として作っていましたが必要なものやおもちゃがひとまとめになってしまうので分ける様にしました。オムツやお尻拭きなど日常的につかうものは日用品、衣類は娯楽費、おもちゃはイベント的なものは特別費、ちょっとしたものは娯楽費に分けています。
③ガソリン費
我が家は共働きで地方住まいのため車を2台所有しています。ガソリンはそれぞれ月2回は給油しているためガソリン費の項目を作っています。
④教育費
固定費にあげた教育費とは別に、変動費の中にも教育費という項目を作っています。ここには写真代や臨時の教材費などその時しかかからない支出を計上しています。
⑤習い事費
習い事は教育費と分けています。授業料や運営管理費、発表会費など全て習い事費に計上しています。
⑥娯楽費
この項目がすこしわかりにくいかもしれません。①~⑤まではどうしてもかかってしまう支出だとすると、ここに含まれる項目は浪費の要素が強い支出を多く含んでいます。たとえば家族での外食、週末の外出先でのコンビニ代やパン屋代、100均の雑貨やおもちゃ、ちょっとした調理器具、子供服や肌着など安価な服が含まれます。娯楽というわけではありませんが、風邪をひいた際の病院受診費など数千円程度の支出も娯楽費に含めます。
⑦特別費
娯楽費が数百円~数千円程度のちょっとした支出なのに対し、特別費は年に数回の高額になりやすい支出としています。例えば、コートなどの高価な服、入院など数万円単位の高額な医療費、お祝いや香典などの冠婚葬祭費、家電・設備や自動車の修理費・整備費などです。他にも美容室代や歯医者の定期受診など定期的にかかる費用も特別費にいれています。誕生日等のプレゼント代や旅行、宿泊を伴う外出にかかる費用も特別費としています。